興味深く分かりやすい生薬の話
第79回大阪丸高同窓会が、平成28年10月2日(日)にホテルアウィーナ大阪(大阪市天王寺区)で開催されました。本部より宮野会長、向井常務理事、国時監事、竹内校長、松田事務局長ならびに香川県人会の代表を来賓に迎え、参加者は170名でした。
今年は、香川新会長が作成したキャッチフレーズ「役立ち草・生かせ草」のもと、大阪大学薬学部准教授の髙橋さん(昭和48年卒)の「漢方今昔物語:森野旧薬園から発信する生薬国産化のキ-テクノロジ-」と題した薬草と生薬のお話がありました。伝統的な生薬の効能に科学的な光を当て、現代に生かそうというとても興味深く分かりやすい講演でした。特に、職人芸を汎用化する「暗黙知を形式知化すること、深く難しいことを一般化し、みんなが共有できるようにする」という話は、聞いたときに「なるほど」と得心するもので、何事にも通じる大事な概念であると思いました。
引き続いて総会が始まり、総合司会は前田くんと進藤さんが務めました。香川会長、本部同窓会会長、校長、事務局長の挨拶があり、母校と本部同窓会の近況が報告され、現在の丸高生の元気な様子や活躍ぶりがうかがえました。
総会の後、ミニコンサートで会長作詞の「大阪丸高同窓会の歌」が披露され、皆で合唱し華やかな雰囲気に包まれました。
続く懇親会の乾杯の音頭を柴田くん(昭和48年卒)がとってくれました。柴田くんは、1年前に丸亀からはせ参じてくれ、卒業以来42年間だれも参加したことのない昭和48年卒が世話役にあたる第79回大阪丸高同窓会に、30名以上の同期生を参加させると宣言しました。柴田くんをはじめとする同期生が、丸亀だけでなくはるばる東京、九州からも駆けつけてくれて、総勢52名の同期生が参加いたしました。橋野前会長から大阪丸高同窓会空前の出来事とお褒めのことばを頂戴しました。丸高出身のタカラジェンヌ、春矢祐璃さん他の祝電披露や、香川県人会代表挨拶、大学新入生紹介の後、世話役のひとりの眞鍋くん(昭和48年卒)により次年度の世話役(昭和49年卒)への引継ぎがありました。昭和48年卒52名全員が登壇し、同期生への感謝の気持ちを込めて作った50本の世話役のたすきを昭和49年卒の代表に手渡し、大勢の参加が今後も続くことも願いました。伴副会長の指導による校歌斉唱と昭和49年卒の元応援団長の要さんによるエールで盛り上がりました。福田副会長の中締めにより、本会のさらなる発展を祈念しながら閉会となりました。